膀胱炎とは、一般的には膀胱内の細菌感染が原因で、膀胱内に炎症が起こっている状態のことをいいます。
膀胱炎は、女性のほうが圧倒的に罹りやすく、20～40代の女性に多い病気です。
閉経後の女性も膣の常在菌である乳酸菌が減少することで罹患する傾向が高いです。
症状
- 急におしっこの回数が多くなった
- おしっこの最後に痛みがある（おしっこをしているときも含む）
- 残尿感がある
- おしっこが濁る
- おしっこに血が混ざる
検査
- 尿検査
尿の中に細菌が混ざっているのかどうかを調べます。 - 膀胱鏡検査
急性膀胱炎の場合には基本的にやることはありませんが、何度も繰り返すような方や、薬を色々と試しても改善しないような場合には、膀胱内を観察することで、本当に膀胱炎なのか、膀胱がんや膀胱結石などが隠れていないかなどを検査します。
治療
症状が軽い場合には、お水を多めに摂取する、自分の免疫力で改善することがあります。
自分の免疫力で改善する可能性もありますが、抗生物質のお薬でしっかりと治療することが大切です。
また、2～3日すると症状が良くなってきます。
「症状が良くなったから、薬はもう飲まなくて良いや！」は、治ってないこともあり、再発する可能性が高くなるので絶対にNGな行動です。
悪くなると、腎臓まで細菌が入ってしまい、急性腎盂腎炎という病気になることがあり、高熱が出ることもあります。
しっかりと処方された日数を飲み切ってください。
症状が改善しない場合
膀胱炎の治療をおこなっても症状が改善しない場合には、他の病気が隠れている場合があります。（たとえば、膀胱がんや間質性膀胱炎など）
症状は軽いうちに治してしまいましょう。
