性感染症はクラミジア、淋病、カンジダといった性行為によって感染する病気の総称で、STDもしくはSTIと呼ばれています。
日本では、20~30代の若年層を中心に600万人前後の患者がいるといわれており、原因の多くはoral sexといわれています。
しっかりとした知識をもつことで、予防や治療も可能です。
パートナーがいる方は一緒に治療をすることが大切です。
不安なときには泌尿器科の医師に相談しましょう。
性感染症の症状・治療
淋菌性尿道炎
尿道から黄白色の膿が出ます。
排尿時痛があることが多くなっています。
飲み薬での治療が効きにくく、点滴や注射での治療をおこないます。
クラミジア性尿道炎
透明な膿が少しだけ出ます。
排尿時痛は軽く、不快感や痒みだけのこともあります。
アジスロマイシンの内服やミノサイクリンの内服をおこないます。
非淋菌性・非クラミジア性尿道炎
黄色の膿が出ます。
排尿時痛があることが多いです。
淋菌、クラミジアは陰性で、最近増加しているのが問題視されています。
原因菌がウレアプラズマやマイコプラズマであれば、マクロライド系やニューキノロン系の内服薬を使用します。
梅毒
- 第一期:性器に無痛で、ゴムのようなシコリができます。(シコリを破ると膿が出てきます。)
- 第二期:ピンク色のブツブツができます。(バラ疹)
ペニシリン系の内服薬を2週間~12週間内服するのが一般的です。
内服終了後に治療効果判定として定期的に血液検査をおこない、RPRの下がり具合をみて治癒か判断していきます。
尖圭コンジローマ
性器や肛門周囲にカリフラワーみたいなイボが多数できます。
液体窒素や電気焼灼、クリームでの治療をおこないます。
当院では、液体窒素による冷凍凝固、ベセルナクリームでの薬剤治療を行っております。
性器ヘルペス
性器に水ぶくれ(水泡)、赤いブツブツができます。
抗ウイルス薬の内服や軟膏での治療をおこないます。
カンジダ
亀頭、包皮のただれ、痛みがあり、擦ると白いカスが出てきます。
抗真菌薬の軟膏での治療をおこないます。
パートナーをまもるためにもしっかりとした予防が大切
下記のことを守るだけでもかなり効果的です!
- 性行為の前後にしっかりとシャワーを浴びて清潔を保つ
- 不特定の相手とsexをしない
- 必ずコンドームを使用する
感染したかな?って思った場合には、必ず検査をおすすめします。
費用のご案内
保険外の検査も当院では行っております。
淋菌・クラミジア(尿) | 4,000円(税込) |
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梅毒 | 3,000円(税込) |
B型肝炎 | 3,000円(税込) |
C型肝炎 | 3,000円(税込) |
HIV | 3,000円(税込) |
ウレアプラズマ(尿) | 4,000円(税込) |
マイコプラズマ(尿) | 4,000円(税込) |
淋菌・クラミジア(尿)、梅毒、B型肝炎、C型肝炎 | 10,000円(税込) |
淋菌・クラミジア(尿)、ウレアプラズマ(尿)、マイコプラズマ(尿)、梅毒、B型肝炎、C型肝炎 | 18,000円(税込) |